皆さんこんにちは。kiokuです。
最近何かと話題なボーカロイドというジャンルがありますよね。
そんなボーカロイドの中でも喋りや語りに特化したジャンルがあることをあなたは知っていますか?
今回はニコニコ動画を中心に呼称されるジャンル「poemloid」を紹介します。
✔本記事の信頼性
この記事を書いている私はボカロP歴5年、ブログ歴1年以上続けています。ブログやTwitterにて情報発信中!
過去に投稿した楽曲はこちらをご確認ください!
「POEMLOID」とは
POEMLOIDとは、動画投稿サイト「ニコニコ動画」の中で、合成音声を用いた朗読を主体とした音楽に付けられるタグの一つです。
これはボーカロイドが人気なインターネット、ニコニコ動画だからこそ生まれた音楽ジャンル ”のようなもの” で、一般に喋り、語り、朗読を主体とした音楽ジャンルは「ポエトリーリーディング」「ポエトリー」と呼ばれることが多いです。
それをボカロでもやっちゃえるんじゃないかと様々な作曲家さんが生み出した楽曲に付けられ広まったタグが「ポエムロイド」というわけですね。
実際の曲数と人気について
ニコニコ動画におけるタグ「POIMLOID」が付けられた動画は2022年10月現在で約700本程。
ポエムロイドとは別に「トークロイド」というタグも存在しますが、これは合成音声の朗読主体の音楽に付けられるタグというより、ボーカロイド”のみ”を喋らせることで劇のような様相を持った動画に付けられるタグなので今回のポエムロイドには含まれないと思います。
にしても700曲というのは決して多い数ではありません。
なにせニコニコ動画の「VOCALOID」タグを含む動画の総数は現在60万を超えて70万に迫る勢いであり、ポエムロイドの割合はおおよそ0.0001%といっても過言では無いレベル。
どちらかと言えば狭いジャンルであるということが分かります。
ですがヘビーなボカロリスナーの間ではよく知られているジャンルであると、界隈を見ている私は思います。
何故敢えて「合成音声」に喋らせるのか
ボーカロイドを含む合成音声にポエトリーをしてもらう意義。これについては私も正解が分かりません。
ですがポエムロイド楽曲が増えた理由には、歌うのではなく「喋る」ことに特化した合成音声の登場が大きいのかもしれません。
cevioやvoiceroid等の喋り声合成ソフトが最初に発売されたのは2010年代初頭で、現在は実況動画や劇場動画等が多く投稿されています。
VOICEROIDの人気が出てきた2015年あたりから少しずつ合成音声のポエトリー音楽が増えていき、poemloidとして定着しました。
実際に聴いていただければ分かるのですが、合成音声を用いた朗読音楽には独特の雰囲気があります。
一定のトーンで淡々と読み上げられるリリックとそれを支えるトラックが合わさり、静謐なイメージを持たせることもできれば、激しい演奏に落ち着いたポエトリーがギャップを生み出す楽曲もあり様々です。
歌うボーカロイド同様、合成音声にしか出せないニュアンスというものが存在するのだと思います。
私のおすすめPOEMLOID曲をいくつか紹介
ポエムロイドに興味を持ってもらえた方がいるか分かりませんが、もし興味をもってもらえたなら、ここで私がよく聴いているPOEMLOIDがタグに付いた楽曲や比較的投稿日時が新しいおすすめ楽曲を紹介させていただきます。
曲に先入観を持ってもらいたくは無いのでここではリンクのみ共有させていただきます。
シロイ・チャウダークラム『雨の日、頭痛とコーヒー』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm33494245
Haniwa『どうか貴方は感情を汚さないで。』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm32169105
ゲスト『ありあまる』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm39870614
ジヲ『私は、素敵な大人に成れるでしょうか。』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm36863879
『ポストずんだロックなのだ』(こちらは匿名投稿イベント、無色透名祭に投稿された楽曲のため作者は隠されています 気になる方は調べてみてください)
https://www.nicovideo.jp/watch/so40804257
Haniwa『裂いて。』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm40955286
瀬名航『疲れたからさ』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm38172604
まとめ
本記事では「POEMLOID」タグとジャンルの概要といくつかの楽曲を紹介させていただきました。
この記事にたどり着くのは既にタグを知っている方も多いと思いますが、この記事でポエムロイドについて初めて知ったという方や、知らない曲を知れたというリスナーの方が一人でもいたら嬉しいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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