皆さんこんにちは。kiokuです。
世の中にインターネット発のインディーズ楽曲が溢れていますよね。そんな今だからこそ、自分だけの楽曲を作ってみたい!と思ったことはありますか?
でも歌詞って何から始めたらいいか分からないですよね。
音楽理論?必要な機材?そんな難しいことはとりあえず置いておいて、まずはメモ帳一つあればできる歌詞からだ!!!
ということで、本記事では5年間、作詞・作曲をしてきた私が、歌詞の書き方を4つの方法に分けて紹介していきます!
✔本記事の信頼性
この記事を書いている私はボカロP歴5年、ブログ歴1年以上続けています。ブログやTwitterにて情報発信中!
過去に投稿した楽曲はこちらをご確認ください!
作詞の手法
まず歌詞の作り方は大きく分けて二つあります。
- 曲を先に作る方法
- 歌詞を先に書いてから、曲を作る
曲を先に作る方法
この手法は伴奏とメロディをあらかじめ作っておいて、最後に歌詞を考える方法です。
メリットとしては、歌詞を入れられる音数がある程度決まっているので、あてはまる言葉を考えるだけでいいという所です。
デメリットは音数が決まっているが故、全体に詞として伝えたいことをまとめなくてはならなりません。
つまり書きたいことをすべて詰め込むとメロディに入りきらなくなってしまう点です。
歌詞を先に書いてから、曲を作る
さっきとは逆で、歌詞をあらかじめ作っておいて、最後にメロディを考える方法です。
メリットは、メロディや尺による制限が無い状態でスタートするので、自分の表現したいことをある程度自由に書ききることが可能な点です。
デメリットは曲にする時に尺に合わせなくちゃいけないため、要所を削ったり文字数に合った表現に変えたりしなきゃいけないところです。
どっちの方法がいいかについては活躍している現役ボカロPの中でも様々なため、一概にどっちがいいかは言えません。
因みに私はメロディを先に書くことが多いです。ただ、メロディと歌詞を一緒に考えることもあります。
これに関しては、慣れてきたからやれているだけなので最初からやるのはあまりおすすめしません。
お絵描きで言うと、ラフなしで線画を書くようなものなので。
この記事を読んでいるということは、たぶん楽曲を作ったことが無いって人が多いと思います。
なので、今回は「とりあえず歌詞を書いてみる」という部分にフォーカスをあてて私が意識していることを紹介していきます。
独白型
まず歌詞を書くのに一番楽な考え方は、独白をそのまま歌詞にするという考え方です。
独白とは、簡単に言うと、話す相手がいない独り言のようなセリフのことです。漫画なんかだとモノローグとも言います。
実際に曲に入れる歌詞としての例はこんな感じです。
例1:どうやら私は道を間違ったみたいだ。
例2:僕は音楽なんて好きじゃなかった。
このように、自分の考えていることを少し芝居がかった表現にして詞とするのは効果的な手法です。
ですが気をつけたいのは、詞の大部分をこのような独白の言葉にしてしまうと独りよがりな印象を持ってしまうことです。
歌詞のとっかかりや最後の一行に入れるのが良いのかなと私は思います。
連想
次に紹介するのは連想を駆使した作詞の手法です。
これは連想という単語だけでもなんとなく分かる人もいると思います。
詞のテーマになった単語をいくつか用意して紙やスマホのメモ帳に書き、それから連想された単語を紙に書いていく手法です。
例えばこんな方法です。
こんな感じで、テーマから浮かんだ単語を表現したい情景に合わせて歌詞にしていくのが効果的です。
もちろんイメージから連想した単語を全て一節に入れる必要はありません。
その行、その節で自分が表現したい情景にハマる単語はなんだろう?と考えて入れていきましょう。
倒置法
次は倒置法です。
これは国語の授業でやったとこだ!覚えてる!って方も多いと思います。
倒置法は、文の中の単語を普通とは逆の位置に置くことで印象をコントロールする手法です。
これも例えで紹介します。
元の文:桜の花びらが4月の遊歩道を舞う
倒置法:4月の遊歩道を舞った桜の花びら
このように、主語を文の後ろに持ってきています。
元の文より倒置法を使った分の方が、曲の歌詞っぽいな~と私は思います。
この手法を使った歌詞は多いイメージがあるので、あなたがよく聴いているあの曲にも、もしかしたら….?
口語と文語・オノマトペ
歌詞を書くことの面白い所は文語だけを使わなければいけないという縛りが無く、口語も使える点です。
口語と文語は、別の言い方だと話し言葉と書き言葉とも言いますね。
楽曲の歌詞には口語の他にもオノマトペが入っていることもあります。
例はこんなかんじ!
きっかけなんてバラバラ 私達みんなパッパラッパ
このように、人間の普段の口調だったり擬音なんかも歌詞に入れると溌剌としたイメージを持たせることができます。
歌詞のブラッシュアップ
歌詞を先に作ることにフォーカスして手法を紹介しました。
ですが、最終的には歌詞を楽曲に合うように改良することが必要なこともあります。
具体的に言うと、メロディの音数に合っているか。楽曲の尺に丁度いいか。
この二つのどちらかが合っていないのであれば、歌詞をどこか削ったり、より簡易的な表現に変えることも必要になってきます。
ブラッシュアップに関しては例を出しての説明が難しいのでまた別の機会にさせていただきます。
まとめ
今回はなるべく簡単な歌詞の書き方を紹介させていただきました。
・独白型、連想、倒置法、口語と文語、オノマトペを活用してみよう!
・なかなか歌詞が思い浮かばない場合は、試しに書いてみよう!
まだ楽曲が作れない方も、歌詞だけ書いてみてそれを保存しておくと、楽曲を作るときに役に立ってくれるかもしれません。
私自身、歌詞の書き方を書き起こしたのは今回が初めてなので、説明しきれていない部分はまた別の記事で補足したいと考えています。
気になる方はこのサイトのブックマーク等、よろしくお願いいたします。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
よければ、Twitterのフォロー・YouTubeへのチャンネル登録もよろしくお願いします。