皆さんこんにちは。kiokuです。
最近各種メディアでボカロを目にすることが増えましたよね!
そんなボカロ畑から本人が歌ったり、ユニットを組んで音楽を作るようになったアーティストを皆さんは知っていますか?
本記事では「ボカロシーン発のアーティスト3選!」と題しまして、ボカロからjpopにシフトしていったアーティストさんを紹介していきます。
✔本記事の信頼性
この記事を書いている私はボカロP歴5年、ブログ歴1年以上続けています。ブログやTwitterにて情報発信中!
過去に投稿した楽曲はこちらをご確認ください!
米津玄師(ハチ)
2018年に紅白歌合戦に出場し、最近では映画の主題歌を担当するなど幅広い活躍をみせる米津玄師さん。
彼は本名での活動を始める前は、2009年から「ハチ」としてボカロpの活動をしていました。
初投稿作品は「お姫様は電子音で眠る」です。この曲は知らない人も少なくないと思います。
彼が「ハチ」として大きく界隈に認知された曲はいくつかありますが、その一つは「結ンデ開イテ羅刹ト骸」です。
この曲はハチとして最初のミリオン再生達成曲であり、その一年後に公開された「リンネ」とも通ずる暗く不気味な雰囲気がクセになる曲です。
そしてもう一つが「マトリョシカ」。この曲は知ってるよって人多いかなと思います。
当時リアルタイムで見ていたわけではないので詳細は分かりませんが、この曲はミリオンまでの時間が相当短かったとの噂です。
人気のリズムゲームに収録されるなど、「マトリョシカ」はハチ氏の代表作と言っても過言ではありません。
ボカロpとして人気を集めた彼は、2012年から本名での活動を開始しました。
打ち込みとギターの融合した軽快なポップソング「ゴーゴー幽霊船」から合計三作品を投稿した後、インディーズレーベル「BALLOOM」より1stアルバム「diorama」を発表。
翌年2014年に「サンタマリア」でメジャーデビューしました。デビュー当時のレーベルは「ユニバーサルシグマ」でしたが、2016年に「ソニー・ミュージックレコーズ」に移籍しているようです。
2010年代後半以降の活躍は皆さんご存知だと思いますが、話題に上がったことと言えば、僕のヒーローアカデミアのオープニング「ピースサイン」や打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?の主題歌にもなったdaokoさんの楽曲「打上花火」のプロデュース。アンナチュラル主題歌の「Lemon」等が挙がってきますよね。
そんな米津さんですが、私の好きなポイントと言えば彼の喋り声の綺麗さです。
2018年の「Lemon」公開以降、米津玄師さんは度々(アルバムやシングル発表のタイミングなどで)自身のユーチューブチャンネルにて、ラジオ動画を投稿されているんですよね。
主な内容はアルバム制作時のことやこれまでの軌跡だったり、本人の口から語られる全てが有料級のものです。
喋る内容、語彙から彼の知的な部分が垣間見えて好きです。そして何といってもその声質が私は大好きです。
歌声からは想像できないような低さの、それでいて爽やかな声。ライブにも一度行かせていただいたんですが、MCのたどたどしい感じもギャップがあって最高でした。
楽曲や絵、内面など彼の魅力は多くあります。たくさんある魅力の中でも、その声に注目してもらいたいです。
須田景凪(バルーン)
あなたは、「シャルル」という曲を知っていますか?
作者の須田景凪さんは元々インターネットでバルーンという名前でボカロpとして活動していました。
初投稿は2013年の「造形街」です。当時の流行だったGUMIを使った楽曲は多くの人に受け入れられ少しずつ人気がでるようになりました。
ですがやはりバルーンとしての人気を多く獲得した彼の代表曲といえば、2016年に投稿された「シャルル」でしょう。
この人気にはニコニコ動画を中心としたインターネットのボーカロイド曲「歌ってみた」文化が大きいです。
多くの歌い手さんにカバーされ当時の歌ってみたのトレンドとなったこの楽曲を、初めて聴いたのは「〇〇さんのシャルルを歌ってみた」だった!って人は意外と多いんじゃないでしょうか。
ですがその流行になった理由はやはり、彼の楽曲のキャッチーさによるところです。
彼の曲は須田景凪名義のアルバム「Quote」以前までほぼ全て打ち込み(機械によって出力された音)だったらしいのですが、私が最初に彼の曲を聴いたときは、打ち込み特融の機械っぽさは無く、生音だと勘違いした程でした。
どの曲のメロディもキャッチーですし、彼の曲は初期の頃から映像にも凝っていて、人気が出るのも納得のクオリティを常に保っていました。
バルーン名義の曲の映像のほとんどを、アボガド6さんというイラストレーターが担当していて、須田景凪名義になってからもNHKの「みんなのうた」にて放送された「Carol」をはじめとした様々な楽曲のMVを担当しています。
アボガド6さんは2017年に「空っぽのやつでいっぱい」を初著に何冊かの画集や漫画本をリリースしていたりもするので、気になった方は覗いてみてください。
さて、「シャルル」のセルフカバーを皮切りにシンガーソングライターとしての活動を始めた須田景凪さんですが、どのような活動を行ってきたのかをざっくり紹介していきます。
まずはじめに、映画「二ノ国の主題歌」になった「MOIL」、アニメ「炎々ノ消防隊のエンディング」の「veil」、そして、映画「水曜日が消えた」主題歌の「Alba」、一番新しいものだと、2021年の映画、名もなき世界のエンドロール主題歌の「ゆるる」等です。
映画等の主題歌やエンディング以外にも曲を提供していて、それがスマホのリズムゲーム、プロジェクトセカイに書き下ろした「ノマド」です。
紹介した曲は全てYouTubeで聴くことができるので、是非聴いていただきたいです。
最近は人気バンドとの共同制作楽曲も投稿された須田景凪さんの今後の活動は目が離せません。
ヨルシカ(n-buna , suis)
最後に紹介するのは私のイチオシアーティスト、二人組バンドの「ヨルシカ」です。
ヨルシカはボカロpとして活動していたn-buna(ナブナ)さんが、ボーカルのsuis(スイ)さんを迎え入れて2017年に結成されたロックバンドです(本人はロックバンドとは少しイメージが違うと発言しています)。
ヨルシカとしての初投稿作品は2017年投稿の「靴の花火」です。
そこから1st mini album「夏草が邪魔をする」、2nd mini album「負け犬にアンコールはいらない」と発表していき、2019年、初のフルアルバムである「だから僕は音楽を辞めた」を発表し、同年「エルマ」を発表しています。
この二つのフルアルバムは二つで一つの作品と言える程密接しており、コンセプトアルバムと呼ばれる形態の作品です。
二つのアルバムで、いくつかの曲同士が対になっている構造で、初回生産限定盤には楽曲の世界観を体験できるアイテムが付属していたとか….。
2020年には映画「泣きたい私は猫をかぶる」主題歌「花に亡霊」、挿入歌「夜行」、エンディング「嘘月」を提供しました。
2021年にはニュース番組のエンディングやテレビCMにも楽曲を提供したヨルシカ。
楽曲提供の活動は今のところあまり多くありませんが、今後に期待できるアーティストだと言えます。
ヨルシカは、メインパーソンの二人があまり表に出ないように意図的に顔やプロフィールの公開を避けています。
その理由は、「作者が作品より前に出ないようにしたい」とのこと。
でも皆さん、やっぱりこの二方のことは気になりますよね?
私の偏見モリモリでヨルシカのイメージダウンにならないよう配慮しつつ、ナブナさんとスイさんについての情報を書いていきます。
ナブナさんについては知っている人も多いんじゃないでしょうか。
彼はボカロpとして活動していた過去があり、ヨルシカのオフィシャルyoutubeチャンネルはn-bunaとしてボカロ楽曲を投稿していたアカウントを使っているので、過去の動画を少し遡るとナブナさん個人の楽曲が表示されます。
「アイラ」は軽快なギターサウンドにウユニ塩湖を思わせる背景イラストがマッチして爽やかな雰囲気があり好きです。
「夜明けと蛍」はナブナさん本人歌唱のアコースティックバージョンもあり、ナブナさんの貴重なご尊声が聴ける珍しい一曲でもあります。
2016年発売のボーカロイドアルバム「月を歩いている」の一曲目「ルラ」は、路上ライブ出身のシンガーソングライターさユりさんに提供した楽曲でもあり、当時ボーカロイドの楽曲が中心だったナブナさんの貴重な人間歌唱の楽曲でもありました。
ここ数か月は見ていませんが、ヨルシカとして活動を初めてからもナブナさんは個人のチャンネルでYouTubeライブをすることがたま~にあるので、気になる方は要チェックです。
スイさんに関してですが、この方はヨルシカのYouTubeライブやラジオくらいでしか表に出てこない方なので、私の知っていることはとても少ないです。
知り合いから噂程度に聞いたことがありますが、スイさんも元は創作をしている人だった….らしい….?です。
スイさんの声はナブナさんの楽曲と非常にマッチしていて好きなので、もっとスイさんのことを知りたいですね!
今後情報が出てくることを願うばかりです。いやそれはヨルシカのイメージと違うからやっぱり謎なままがいいです(殴)
まとめ
本記事では最近アツいボカロ出身のアーティストさんを三組紹介させていただきました。
かなり有名どころのアーティストさんなので知ってるって人も多かったとは思います。
もし、少しでも皆さんが知らなかった情報をお届けできたなら幸いです。
これで明日からの音楽トークに花が咲きますね!
今度の記事ではもう少しマイナーに寄ったボカロ出身のアーティストさん等も紹介させていただきたいと思っています。
もし、本記事を気に入っていただけましたらまた、見に来てくださいね!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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